鎌倉という土地は小さな谷(谷戸と言います)が多くあり、昔から多くの人が谷戸と谷戸の間の土地に住んでいます。

そして緑の多く残っている土地ですので、樹木も山の斜面や崖の様な所に沢山生えています。
その樹木達が大きくなりすぎて時に倒木や根返りなどを起こします。その様な面でも枝下ろしや伐採作業が人間との暮らしの中では必須となって来ます。

更に鎌倉の岩盤は土丹と呼ばれる崩れやすい物ですので時折根が土丹の間に入り込み、割って崩している崖を多く見る事ができます。樹木の根と言うのはとても力強い器官なのです。

崖下が住居の場合が多いですが、昔から住まれている家では日常の様で、「昨日その岩転がって来たんだよ」などと仕事に伺った際に教えてくれたりもします。昔からの鎌倉的自然との共存なのかなと思いました。