この間、街路樹の樹木診断を行わせて頂きました。

樹種は「大島桜」ソメイヨシノの片親ですね。

日本の街路樹事情はとても劣悪で、「こんな所に植えたら狭すぎるでしょ」「土がカチカチでちゃんと生育出来ないよ」と言った諸所の問題を抱えながら、「落ち葉が邪魔でどうにかしてくれ」「毛虫が着くから枝を切ってくれ」など言われながら街路樹たちは人間に緑陰や花の美しさなどで安らぎを今日も与えてくれています。

そんな街路樹に少しだけ目を向けてみてください。沢山ある問題の中から今日は一つ。

巻根です。

写真の通り自分の幹を自分の根で巻き付け締めてしまう状況です。

(他の樹木の根が巻き付くこともあります。)

雨が降ると樹木は枝葉全身で雨水を受け止め幹を伝い地面まで雨水を伝え落とします。(樹幹流と言います。)

新鮮な水分の多い森林などとは違い常に乾燥状態の街路樹では水を求めて幹の周りに根が集まってしまいがちです。

細かい根の状態であれば問題ないのですが、これが育ってしまうと自分を絞め殺すこととなってしまいます。

衰退や倒木の原因を自分で作ってしまうなんて悲しい出来事ですね。

どうか街路樹の行きやすい環境が増えて欲しいものです。