だんだんと夕暮れも早くなり秋の気配を感じ取れるような季節になりました。
今回は隣地との境界近くに植えられたモミジの伐採・抜根作業を行わせていただいております。
お隣が建て替えのタイミングで塀など構造物が取り壊されているので良い機会でしたので。
樹木の根は思いのほか強靭で空気と水分に貪欲な存在です。条件がよければ敷地外はもちろん、下水管など
いろいろなところに伸びてしまいますし、構造物を壊してしまうほどの力強さなので植付の際は注意が必要です。
今回のモミジはすぐ横に塀を立てる予定ですので、残念ながら伐採・抜根となりました。
多くの樹木を伐採すると、年輪が見えます。基本的には年1つづつ増えていき、年輪を数えるとその樹木の年齢がわかります。
さらによく観察すると樹木の年齢以外にもその樹木がどのように生きて来たかがわかります。
今回伐採をおこなわせて頂いたモミジの年輪です。太い年輪は生育条件の良かった年であったり、細ければ強い剪定を行ったのかな?など
黒い年輪は何か外傷があったのか?年輪を縦断する傷はカミキリムシの幼虫が入った後だな。など伐採を行わせて頂いた樹木の歴史を知ることができます。
家庭でも自然木を使用した家具など、年輪を観察できる機会は探せばありますので是非皆さんも探してその樹木の歴史をのぞき込んでみてくださいね